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機材・DTM2025.10.29

予算別・宅録機材そろえ方(1万/5万/10万)

「宅録を始めたいけど、何をいくら買えばいいのか分からない」。この記事は、その迷いを予算で切って解決します。1万円・5万円・10万円の3プランで、何を・どの順に買えばいいかを具体的な役割ごとに整理しました。値段の高いマイクを1本買うより、弱い所を埋める配分のほうが音は安定します。最後に、あなたがどのプランを選ぶべきかの判断軸もまとめます。

その前に:0円でできることを使い切る

機材の話に入る前に、ひとつだけ。いきなり買う必要はありません。スマホの標準アプリと付属のイヤホンマイクでも、歌のメモや弾き語りの録音は十分に録れます。まずは0円で10本録ってみて、「宅録を続けられそうか」を自分で確かめてください。ここで挫折する人も一定数いるので、先にお金を使うと機材が押し入れの肥やしになります。

スマホだけでどこまでできるかはスマホだけで作曲・DTMはどこまでできる?で詳しく触れています。続けられそうだと感じてから、この先の予算プランを読み進めてください。順番はいつも「習慣が先、機材は後」です。

POINT機材を買う前に、0円で10回録る。続く手応えが出てから投資する。この順番を守るだけで、無駄な出費のほとんどは防げます。

宅録機材は「4つの役割」で考える

宅録の機材は、ブランドや型番で覚えるとキリがありません。役割で分けると一気にシンプルになります。予算を役割にどう配分するか、という発想に切り替えましょう。

  • 録る(マイク)/声や楽器を電気信号に変える。宅録の音の入口。
  • 取り込む(オーディオインターフェース)/マイクの信号をパソコンに送る変換機。USBマイクなら不要な場合もある。
  • 聴く(モニターヘッドホン)/録れた音を正しく確認する耳。ここが弱いとミックスがぶれる。
  • 整える(部屋・吸音)/反響やノイズを抑える環境。実は音質への影響がいちばん大きい。

この4役のどれかが極端に弱いと、全体の音が崩れます。だから「マイクに全額」ではなく、予算のなかで4役をバランスよく満たすのがコツです。マイク単体の選び方は宅録マイクの選び方、インターフェースはオーディオインターフェースの選び方、ヘッドホンはモニターヘッドホンの選び方にそれぞれ深掘り記事があります。

【1万円プラン】まず声を録れる環境

目的は「作り込む」ではなく「ちゃんと録れる状態を最速で作る」。この予算では、USBマイク1本に集約するのが正解です。オーディオインターフェースやXLRマイクに手を出すと1万円ではまず足りません。

買うもの

  • USBコンデンサーマイク(6,000〜9,000円前後)/パソコンやスマホに直挿しで録れる。三脚付きの製品なら卓上でそのまま使える。
  • 手持ちのイヤホン/ヘッドホン(0円)/モニターは今あるものを流用。ここは後回しでOK。
  • 厚手の毛布・タオル(0円)/マイクの周りに立てるだけで反響が減る簡易吸音。

録音ソフトは無料で十分です。無料で始めるDTMで紹介しているフリーソフトから1つ選べば、追加費用はかかりません。1万円プランのゴールは、「SNS用の弾き語りやカバーが、聴ける音で出せる」ところ。まずはここを踏めば、あなたの活動は前に進みます。

1万円プランの合言葉:「作品づくり」ではなく「録る習慣づくり」。音質はここでは60点で十分。

【5万円プラン】作品として出せる音

SNSの反応が出てきて、「サブスクに出す作品を録りたい」段階の予算です。ここで初めて、XLRのコンデンサーマイク+オーディオインターフェースという本格構成に踏み込みます。

配分の目安

役割買うもの目安
取り込む入門オーディオインターフェース1.5〜2万円
録るXLRコンデンサーマイク+ケーブル1.5〜2万円
聴くモニターヘッドホン7,000〜1万円
整えるポップガード・簡易吸音3,000〜5,000円

ポイントは、マイクとインターフェースをほぼ同額にすること。マイクだけ高くしても、取り込みが弱ければ意味がありません。この構成なら、歌入れの丁寧さ次第で「配信して恥ずかしくない音」になります。実際の録り方の手順は宅録のやり方にまとめました。

POINT5万円プランの肝は「一点豪華主義を避ける」。マイク・インターフェース・ヘッドホンを均等に近い配分にすると、音がまとまる。

【10万円プラン】バランスの取れた宅録卓

10万円あると、「録って・整えて・きちんと確認する」までが一通りそろいます。ただし繰り返しますが、全額をマイクに使うのは避けてください。この価格帯でいちばん効くのは、実は環境(吸音)とモニターへの投資です。

配分の目安

役割買うもの目安
録る中位のコンデンサーマイク2.5〜3.5万円
取り込む2in以上のインターフェース2〜2.5万円
聴くモニターヘッドホン(上位)1.5〜2万円
整える吸音材・リフレクションフィルター1〜1.5万円
弾く/打ち込むMIDIキーボード(任意)1万円前後

打ち込みで作曲もするなら、最後のMIDIキーボードを足す価値があります。逆に歌録りが中心なら、その1万円を吸音強化に回すほうが効きます。防音・吸音を安く整える工夫は自宅の防音・吸音を安く整える方法に具体策があります。この段階になると、最初に入れるべきプラグインの選び方も仕上がりに効いてきます。

3プラン比較表とミニ事例

3プランを一覧で並べます。あなたの「今の段階」に近いものから選んでください。

プランゴール中心の買い物向いている人
1万円録る習慣をつくるUSBマイク1本これから始める人
5万円作品として出せる音XLRマイク+IFSNSで反応が出てきた人
10万円安定した宅録環境4役をバランス配分継続してリリースする人

ミニ事例:あかりさん(仮名・弾き語り)。最初にお金がなく、1万円プランのUSBマイクだけで半年、週1でカバー動画を投稿。反応が増えてから5万円プランに移行し、初のオリジナルをサブスク配信しました。もし最初から10万円をマイクに全振りしていたら、続くかどうか分からないうちに大きな出費をして、しかも吸音が弱いまま録っていたはず。段階を踏んだから、無駄が出なかった典型例です。

あかりさん「1万円のマイクで半年続けられたことが、次の投資に自信をくれました。いきなり10万円じゃなくてよかった」

買う順番を間違えないためのチェックリスト

予算プランを選んだあと、ポチる前にこれだけ確認してください。順番のミスで出費が膨らむのを防げます。

  • 0円で最低10回録って、続けられそうだと確認したか
  • マイクに全額を寄せていないか(4役のバランスを見たか)
  • XLRマイクを買うなら、対応するインターフェースとケーブルも予算に入れたか
  • モニターは「聴きやすさ」ではなく「素直に聴こえる」ものを選んだか
  • 部屋の反響対策(毛布・吸音)を予算のどこかに残したか
  • 録音ソフトは無料でまず始め、有料は必要になってからにしたか

買う順番そのものを体系的に知りたい人は、機材を買う順番もあわせてどうぞ。順序を守るだけで、失敗の大半は避けられます。

よくある質問

Q. 宅録は最低いくらから始められますか?

A. スマホと付属のイヤホンマイクだけなら0円でも始められます。音質にこだわりたいなら、1万円前後でUSBマイク1本を足すのが現実的な最初の一歩です。まずは0円で録る習慣を作り、続きそうだと分かってから機材にお金を使うのが失敗しにくい順番です。

Q. USBマイクとオーディオインターフェース、どちらを先に買うべきですか?

A. 歌や弾き語りをスマホやパソコンに手軽に録るだけならUSBマイクが先で十分です。将来XLRのコンデンサーマイクを使いたい、複数の入力をつなぎたいという段階になったら、オーディオインターフェース+XLRマイクの構成に移行します。最初からインターフェースを買うと、対応マイクやケーブルまで一気に必要になり出費が膨らみます。

Q. 高いマイクを買えば歌はうまく録れますか?

A. マイクの値段と歌のうまさは直接は関係しません。むしろ部屋の反響(ルームノイズ)や録音位置、歌入れの技術のほうが仕上がりを大きく左右します。3万円のマイクを反響だらけの部屋で使うより、1万円のマイクを吸音した環境で丁寧に録るほうが良い結果になることも珍しくありません。

Q. 予算10万円あったら、全部マイクに使うべきですか?

A. おすすめしません。マイクに5万円かけても、ヘッドホン・オーディオインターフェース・吸音材が弱いと全体のバランスが崩れます。10万円なら、マイク・インターフェース・モニターヘッドホン・簡単な吸音対策に配分するほうが、最終的な音は安定します。一点豪華主義より、弱い所を埋める投資が効きます。

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「うちの予算で、何を買えばいい?」を一緒に決めます。

機材は、あなたの活動の目的と段階が決まって初めて正解が見えます。スタールートは、機材選びから宅録のやり方、その先の楽曲制作やサブスク配信まで、全国どこからでもオンラインで伴走する音楽事務所です。「自分で全部そろえるのは不安」という人には、楽曲制作を一緒に進める選択肢もあります。相談は何度でも無料。今の予算とやりたいことを、そのまま話しに来てください。

※ 本記事は情報提供を目的としたものです。最新の内容・料金・キャンペーン等は無料相談時にご案内します。スタールートは全国どこからでもオンラインでご相談いただけます。

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