HOMECOLUMN / 感情・共感

感情・共感2026.04.24

売れる人と売れない人を分ける、たった一つの違い

同じくらいの実力。同じ時期にスタート。それなのに、片方は少しずつファンが増えて、片方は伸びないまま止まっていく。その差は、いったいどこにあるのでしょうか。才能でしょうか。運でしょうか。——結論から言うと、どちらでもありません。ここでは、よく似た二人のアーティストの物語を通して、その「たった一つの違い」の正体を、静かに見つめていきます。

よく似た、二人がいました

ここに、二人のアーティストがいます。りくさん(仮名・26歳)と、かなさん(仮名・25歳)。どちらも宅録でオリジナル曲を作る、いわゆる打ち込み系のシンガーソングライターです。

二人は、実力もよく似ていました。歌のうまさも、曲のセンスも、機材も、ほとんど横並び。始めた時期も同じ春。SNSのフォロワーは、二人とも300人前後からのスタートでした。傍から見れば、どちらが先に伸びてもおかしくない。そんな二人でした。

POINTスタート地点がほとんど同じでも、半年後には大きく差がつくことがあります。その差を生むのは、才能の量ではありません。

半年後、二人の数字は分かれた

半年が過ぎたとき、二人の景色は、はっきり分かれていました。

りくさんかなさん
フォロワー320 → 340310 → 2,400
投稿数(半年)28本96本
1本あたり平均再生60回前後徐々に上昇し、最高2万回
気持ちの状態「やっぱり才能ないのかも」「まだ足りないけど、手応えはある」

数字だけ見ると、残酷な差です。けれど、りくさんが怠けていたわけではありません。彼は彼なりに、真面目に、必死に音楽を作っていました。それでも、この差がついた。ここに、多くの人が見落としている本当の理由があります。

違いは「才能」ではなかった

りくさんは、半年間で28本を投稿しました。かなさんは96本。数の差はありますが、違いは本数そのものではありません。二人の投稿の「中身の変化」を並べると、決定的な差が見えてきます。

りくさんの28本は、ほとんど同じ作り方でした。フルコーラスを最初から最後まで流す、同じ構成の動画。1本目も、28本目も、見せ方はほぼ変わっていませんでした。彼は「良い曲を作れば、いつか気づいてもらえる」と信じて、ひたすら曲の質を上げることに集中していたのです。

かなさんは違いました。彼女も最初の20本は、りくさんと同じように伸びませんでした。でも、彼女は伸びなかった一本一本から、小さな仮説を拾っていました。「冒頭を静かに始めた回は、途中で離脱されている気がする」「サビから始めた回は、少し反応がいい」。そうやって、次の一本を、前の一本と少しだけ変えていったのです。

具体的には、こんな調子でした。3本目で「フルコーラスは長すぎるかも」と気づき、7本目からいちばん強い15秒だけを切り出すように変えた。11本目で「文字を入れた回のほうが最後まで見られている」と気づき、次から歌詞を字幕で乗せた。22本目で初めて再生が三桁に乗り、そこで「この曲調のときだけ伸びる」というパターンに気づいた。ひとつずつ、地味な調整の積み重ねです。派手なひらめきは、どこにもありません。

「最初の20本は、正直つらかったです。でも、伸びない投稿こそデータだと思って。今日の一本は昨日の一本の実験、くらいの気持ちでやってました」(かなさん)

たった一つの違い=「続けながら、直せるか」

もう、答えが見えてきたと思います。売れる人と売れない人を分ける、たった一つの違い。それは——続けながら、少しずつ直していけるかどうかです。

りくさんは「続けて」いました。でも「直して」いなかった。同じやり方を28回くり返しても、結果は28回とも同じです。かなさんは、続けながら、毎回わずかに直していた。その小さな軌道修正が積み重なって、半年後の2,400人になりました。

ここで大切なのは、かなさんが最初から正解を知っていたわけではない、ということです。彼女も間違えていました。ただ、間違いを「失敗」ではなく「情報」として扱えた。この一点だけが、二人を分けたのです。届け方の技術は、後から学べます。実際、伸びる投稿の作り方には型があり、SNSから売れたアーティストの共通点でその共通パターンを整理しています。

そしてもうひとつ。りくさんが「才能がない」と感じてしまった背景には、時間の見積もりのズレもありました。彼は半年でうまくいかなかったことに絶望していましたが、ネットから広がった人たちも、伸び始めるまでに一年、二年と静かに積み重ねている場合がほとんどです。半年で結果が出ないのは、才能がない証拠ではなく、まだ途中というだけ。焦りとの向き合い方は売れるまで何年かかる?でも触れています。

POINT「続ける」だけでは足りません。売れる人は「続けながら、直す」。伸びなかった一本を失敗ではなく情報として使えるかどうかが、境目です。

売れない人がやりがちな3つのこと

りくさんを責めるためではなく、あなたが同じ場所で止まらないために。売れない時期にやりがちなことを、3つだけ挙げます。当てはまっても、落ち込まないでください。全部、直せます。

  • 「良い曲を作れば届く」と信じて、届け方を学ばない。——作る力と届ける力は別。良い曲は必要条件であって、十分条件ではありません。
  • 伸びなかった投稿を、見返さずに次へ行く。——伸びない一本こそ、次を直すための一番のヒントです。放置するのはもったいない。
  • 結果が出ないと、全部を一気に変えたくなる。——毎回やり方をゼロから変えると、何が効いたのか分からなくなります。変えるのは一度に一つだけ。

もし「そもそも続けること自体が苦しい」なら、それは別の問題かもしれません。意志ではなく仕組みで続ける方法を、音楽活動が続けられない人へにまとめています。

今日から、その違いを埋める

「続けながら、直す」は、才能がなくても、今日から始められます。難しいことは、ひとつも要りません。手順にすると、こうです。

  1. 投稿したら、数日後に一度だけ数字を見る(毎日は見ない。心が消耗するので)。
  2. 「今回、前回と何を変えたか」を、一行だけメモする。
  3. 反応が少しでも良かった要素を、次の一本で「もう一度だけ」試す。
  4. これを、月に一度だけまとめて振り返る。

たったこれだけです。目標の立て方から整えたい人は音楽活動の目標の立て方も参考になります。逆算で計画に落とすと、「直す」が続けやすくなります。

「一人で直す」が、いちばん難しい

ただ、正直に言うと——この「続けながら直す」は、一人でやるのがいちばん難しいのです。

なぜなら、自分の投稿は、自分がいちばん客観的に見られないから。かなさんも、後になって「あの頃、誰か横で"それ、冒頭が長いよ"と言ってくれる人がいたら、20本も遠回りしなかったかも」と話していました。伸び悩む時期に必要なのは、才能ではなく、一緒に振り返ってくれる目なのです。伴走者を持つという選択については音楽活動に伴走者は必要?で詳しく書いています。

私たちスタールートが力になれるのは、まさにこの部分です。あなたの投稿を一緒に見て、次の一本をどこだけ変えるか、を一緒に決める。届け方をゼロから学びたいなら学びの場もあるし、投稿そのものを丸ごと任せたいならSNS運用代行という選択肢もあります。SNS運用代行では、4ヶ月で1,000フォロワー増に届かなければ全額返金する、という約束のもとで伴走しています。数字を追いかけるのに疲れてしまった人が、いったん人に預けて、自分は作ることに集中する。そういう使い方をする人もいます。

大切なのは、方法そのものより「一人で抱えないこと」です。りくさんも、決して怠けていたわけではありません。ただ、真面目さの向きが「作ること」に偏りすぎて、直す視点を持てなかった。それは、誰にでも起こりうることです。横に一人、客観的な目があれば、その偏りにすぐ気づけます。

あなたは、まだ途中にいる

最後に、もう一度だけ。売れる人と売れない人の違いは、才能でも、生まれつきの何かでもありません。「続けながら、直せるか」——ただ、それだけです。

これは裏を返せば、希望の話でもあります。才能は変えられませんが、「直しながら続ける」は、今日から誰にでもできる。もし今、りくさんのように止まっているとしても、あなたはまだ「売れない人」に固定されたわけではありません。次の一本を、前の一本と少しだけ変えるだけで、あなたはもう、かなさん側に足を踏み出しています。

その一歩を、一人で踏まなくても大丈夫です。もし迷ったら、いつでも話を聞かせてください。

STAR ROUTE MUSIC AGENCY

次の一本を、一緒に「直して」みませんか。

スタールートは、伸び悩む時期に「続けながら直す」を一緒にやる音楽事務所です。あなたの投稿を客観的に見て、どこを変えれば届くのかを一緒に考えます。学びの場も、SNS運用代行も、楽曲制作もありますが、まずは無料で今の悩みを話すところから。全国どこからでもオンライン、未経験も歓迎です。

※ 本記事は情報提供を目的としたものです。最新の内容・料金・キャンペーン等は無料相談時にご案内します。スタールートは全国どこからでもオンラインでご相談いただけます。

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