HOMECOLUMN / 楽曲制作

楽曲制作2025.12.29

MVの作り方|低予算・縦型ショートで魅せる

MVを作りたい。でも「機材もお金も人手もない」で止まっていませんか。安心してください。今、聴かれる曲を生んでいるMVの多くは、豪華なセットではなくスマホで撮った縦型のショートです。この記事は、予算ゼロに近い状態から、指が止まる1本を組み立てるための実践ガイドです。横型のフルMVより先に、まず縦型ショートを作る——その理由から順に話します。

なぜ今、最初のMVは「縦型ショート」なのか

数分の横型フルMVを、いきなり作る必要はありません。理由は単純で、新しいリスナーとの出会いが、ほぼ縦型のショート動画で起きているからです。TikTok、Instagramのリール、YouTube Shorts。ここでスクロールの手を止めてもらえるかどうかが、曲が聴かれるかの入口になっています。

tuki.さんやimaseさんのように、ネット発で広がったアーティストの多くは、まずショートの短い映像で曲の顔を見せ、そこから「フルで聴きたい」を作りました。豪華なMVは、ファンがついてからでも遅くありません。最初の1本は、15〜30秒の縦型で十分。むしろそのほうが、今は届きます。

POINT最初のMVは横型フルではなく、縦型15〜30秒のショートから。発見の入口はTikTok・リール・Shorts。豪華さより「最初の2秒で止まるか」が勝負。

STEP1:どの15秒を切るかを決める

撮影の前に、いちばん大事な決定をします。曲のどこを見せるか、です。全部を見せようとすると、どこも刺さりません。曲の中で一番強い15秒(多くはサビ、または印象的な一節)を一つ選びます。

選ぶ基準は「初めて聴く人が、思わずもう一周聴きたくなる部分」。ここを間違えなければ、映像は後からいくらでも足せます。切り取り方や見せ方の型はリールで音楽を伸ばすで詳しく解説しているので、あわせて読むと選定が速くなります。

「なぜ」その15秒か

ショートは最初の2〜3秒で見るか離れるかが決まります。だから頭に、一番強い一節を置く。イントロからじっくり、は縦型では不利です。曲の“サビ頭”から始めるくらいで、ちょうどいいと考えてください。

STEP2:絵コンテを3カットで描く

絵コンテと聞くと構えますが、必要なのは3カットだけです。ノートに棒人間で十分。15秒を、5秒×3のかたまりに割ります。

カット秒数役割
①つかみ0〜3秒止める。顔・動き・言葉で意外性いきなり歌い出す/字幕で一言
②見せ場3〜10秒一番強いフレーズをしっかりサビを正面カットで歌う
③余韻+誘導10〜15秒もう一周させる・続きへ誘う「フルはプロフから」の一言

ポイントは、①と③をつなげてループさせること。最後のカットが最初のカットに自然につながると、視聴者は無意識にもう一周見ます。この“もう一周”がアルゴリズム上とても効きます。台本の型づくりはショート動画の台本の作り方も参考に。

STEP3:スマホで撮る(機材と光)

機材は、あるものでスタートしてかまいません。優先順位はこうです。

  • いちばん大事:光。お金をかけるより、窓際の自然光や、部屋の照明の位置を変えるだけで見違えます。顔に均一に光を当てるのが基本。逆光で顔が暗いのが、素人っぽさの最大の原因です。
  • 次に大事:固定。手ブレは安っぽく見えます。三脚がなければ、本を積んでスマホを立てるだけでも違います。
  • あると良い:外部マイク。ただし、映像に流すのは録音済みの音源(宅録した音)です。その場の生音ではありません。撮影は口の動きを合わせる“当て振り”でOK。録音は宅録のやり方を。

縦型なので、必ずスマホを縦に構えて撮ります。背景はごちゃつかせない。白い壁、夜の窓、シンプルな一色。人物と曲の世界観に集中させるのがコツです。世界観づくりに迷う人は自分らしい音楽が分からないも読むと、映像の方向が定まります。

STEP4:編集でループを完成させる

編集は、スマホの無料アプリ(CapCut等)で完結します。やることは多くありません。

  1. 音源を先に置く。その上に映像を乗せ、口パクを合わせます。
  2. 頭を詰める。0秒目から一番強い部分が来るよう、無音の間や助走を削ります。
  3. 字幕を入れる。音を出さずに見る人が多い前提で、歌詞や一言テロップを。読みやすい大きさ・位置に。
  4. ラストを頭とつなげる。最後のカットの最後の動きが、最初のカットに滑らかに戻る形に整えます。

凝った演出は要りません。「止まる頭」と「もう一周するお尻」、この2点だけを丁寧に。ジャケットの世界観と映像のトーンを揃えると、統一感が出て強くなります。ジャケット側はジャケット写真の作り方で。

よくある失敗と、次の一手

  • 頭が長い。イントロや前置きが3秒を超えると離脱されます。サビ頭から始める勇気を。
  • 顔が暗い。光の位置を直すだけで印象が激変します。撮り直す価値があります。
  • 横型で撮ってしまう。縦型の場所に横型を出すと、それだけで弱くなります。最初から縦で。
  • 1本で完璧を目指す。1本のバズを狙うより、同じ曲で見せ方を変えた数本を淡々と出すほうが当たりやすい。継続の仕組みはSNSが続かないアーティストへを。

MVの本当のゴールは、映像そのものではありません。ショートで見つけてもらい、サブスクのフルへ、そしてファンへつなぐことです。だから作ったら、必ず配信曲とセットで動かします。曲を配信する流れは自分の曲をサブスク配信する方法に。映像と配信を一続きで設計できると、1本のMVが「聴かれる導線」になります。

この記事の結論最初のMVは縦型ショート。15秒を選び、3カットの絵コンテで組み、スマホと光で撮り、頭とお尻をループさせる。豪華さではなく「止まる頭・もう一周するお尻」。作ったら配信とセットで動かす。

STAR ROUTE MUSIC AGENCY

「撮ってみたけど、伸びない」を一緒に立て直します。

MVは、切り取る15秒と最初の2秒で結果が変わります。スタールートは、楽曲制作からショート動画の設計、SNSでの届け方までをまとめて考える音楽事務所です。どこを切ればいいか、どう撮れば止まるか、その後どうサブスクへつなぐか——全国どこからでも完全オンラインで一緒に作ります。機材も経験もこれからで大丈夫。相談は何度でも無料、無理な勧誘はありません。

※ 本記事は情報提供を目的としたものです。最新の内容・料金・キャンペーン等は無料相談時にご案内します。スタールートは全国どこからでもオンラインでご相談いただけます。

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