HOMECOLUMN / 事務所・独立

事務所・独立2025.08.15

事務所を辞めても音楽を続けるには|独立という選択

「事務所を辞めたら、もう音楽は終わりなのかな」。そう思っている人に、まず伝えたいことがあります。辞めることと、音楽をやめることは、まったく別です。ここでは、事務所を離れたあるシンガーが、どう立ち止まり、どう動き直したのかを物語で追います。あなたの明日と、どこかで重なるかもしれません。

辞めた日の、あるシンガーの話

Aさん(20代・仮の人物)は、地方から上京して小さな事務所に所属していたシンガーでした。歌には自信がありました。けれど、なかなか活動が前に進まない。担当は何十人も掛け持ちで、自分の投稿にアドバイスをもらえたことは、ほとんどありませんでした。ライブは組まれても、集客は結局すべて自分頼み。「所属さえすれば道が開ける」と思っていた景色は、そこにはありませんでした。

契約更新の面談で、Aさんは思いきって切り出しました。「一度、離れさせてください」。言い終えた瞬間、体から力が抜けたのを覚えているそうです。悔しさより、静かな解放感のほうが大きかった。けれど家に帰って一人になると、今度は別の感情が押し寄せてきました。——これから、全部、自分でやるのか。

「自由」の裏側にあった不安

辞めてから最初の数週間、Aさんは動けませんでした。事務所にいた頃は、ライブの手配も、お金の管理も、誰かがやってくれていた。それが急に、全部自分の肩に乗ってきます。SNSのアカウントは事務所が運用していたので、手元には残りませんでした。ファンとのつながりが、一度リセットされたような感覚だったと言います。

「自由になった」はずなのに、頭に浮かぶのは不安ばかりでした。何から手をつければいいのか、順番が分からない。この「順番が分からない」という感覚こそが、退所後に多くの人が立ち止まる正体です。実はこの整理の手順は決まっていて、退所した後にやることで段階ごとにまとめています。Aさんも、まずはそこから、一つずつ潰していきました。

POINT退所後の不安の正体は「才能がないこと」ではなく「順番が分からないこと」。やることを段階に分ければ、動けなかった状態から抜け出せる。

最初にほどけた、たった一つの誤解

Aさんが動き出す転機になったのは、ある誤解がほどけた瞬間でした。それは「事務所を辞めた=ゼロに戻った」という思い込みです。

実際には、彼女はゼロではありませんでした。歌える。ステージの経験がある。曲もある。何より、これまで応援してくれた人が確かにいる。まったくの未経験者とは、スタート地点が違う。この事実に気づいてから、Aさんは自分名義のSNSを立て直しました。歌の切り抜きを、TikTokとInstagramのリールに、週に数本ずつ。最初の2〜3秒でサビから入る、今どきの見せ方を試しながら。

反応はすぐには出ませんでした。それでも、一つの投稿がふと伸びた日がありました。コメント欄に「前から歌好きでした。また聴けてうれしい」。事務所時代のファンが、新しいアカウントを見つけてくれたのです。ゼロではなかった。その実感が、彼女の背中を押しました。この頃、Aさんは相談できる相手が欲しくなり、伴走者は必要かという問いに、初めて自分ごととして向き合いました。

独立という選択が向く人・向かない人

ここで、物語をいったん離れて現実的な話をします。「事務所を辞めたら独立一択」ではありません。独立が向く人もいれば、別の伴走者を持つほうが伸びる人もいます。

完全独立が向く人伴走者を持つほうが向く人
発信・制作・お金の管理を自分で回せる作ることに集中したい/届け方が苦手
すでに一定のファンと収益基盤があるファンを増やす段階から立て直したい
一人で判断していくのが性に合う相談相手がいないと迷いが長引く
時間を自由に配分できる環境がある本業や生活と両立しながら進めたい

大事なのは、「もう事務所は懲りた」で思考を止めないことです。前の環境が合わなかっただけで、支え方が違う場所なら、また前に進めることもあります。完全に一人でやる道を選ぶなら独立アーティストの始め方が地図になりますし、もう一度誰かと組む可能性を残すなら、次こそ相性の合う相手を見極める音楽事務所の選び方が助けになります。

半年後、彼女が手にしていたもの

Aさんは結局、完全な一人ではなく、一人ひとりに時間を使ってくれる小さな伴走者と組む道を選びました。発信の企画は一緒に考え、投稿は自分で出す。うまくいかない週は、なぜかを一緒に振り返る。事務所時代には一度ももらえなかった、その「一緒に考える時間」が、いちばんの支えになったそうです。ちなみにスタールートも、集客やマーケの学びを提供しながら、SNS運用代行や楽曲制作まで、一人ひとりに時間をかけて伴走するタイプの事務所です。

半年後、Aさんのフォロワーは事務所時代を超えていました。数字だけの話ではありません。彼女が手にしていたのは、自分で決めて、自分で動かしているという感覚でした。誰かの都合ではなく、自分の意思で歌を届けている。その手応えは、所属していた頃には得られなかったものでした。

もし今、あなたが辞めるかどうか迷っているなら、あるいは辞めた直後で立ち止まっているなら、覚えておいてください。事務所を辞めても、音楽は続けられます。ゼロに戻るわけでもありません。住んでいる場所も、もう大きなハンデにはならない時代です。必要なのは、正しい順番と、一人で抱えこまない工夫。それだけです。

STAR ROUTE MUSIC AGENCY

辞めた後の「もう一度」を、となりで支えます。

スタールートは、一度立ち止まった人がもう一度歌い出すのを、心から応援する音楽事務所です。発信の立て直しから楽曲制作、SNS運用代行、活動の学びまで、あなたの今の状況に合わせて全国どこからでもオンラインで伴走します。退所や独立、再スタートは、恥ずかしいことではまったくありません。相談は何度でも無料、無理な勧誘もしません。まずは今の気持ちを、そのまま話しに来てください。

※ 本記事は情報提供を目的としたものです。登場人物はよくあるケースをもとにした架空の人物です。最新の内容・料金・キャンペーン等は無料相談時にご案内します。スタールートは全国どこからでもオンラインでご相談いただけます。

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