HOMECOLUMN / 楽曲制作

楽曲制作2026.01.22

作曲のやり方|メロディの作り方の基本と型

作曲は、音楽理論を全部覚えた人だけの特権ではありません。楽譜が読めなくても、コードの名前を知らなくても、メロディは作れます。必要なのは、音を並べる基本の型と、鼻歌をそのままにしない仕組みだけ。この記事では、コードから作る方法と鼻歌から作る方法の両方を、初心者がつまずかない順番でまとめました。

作曲の正体は「音の並べ方」

難しく考えないでください。作曲とは、限られた数の音を、時間の中に並べていく作業です。そして、心地よく聞こえる並べ方には、ちゃんと「型」があります。プロがゼロから天才的なひらめきだけで書いているわけではありません。型を知り、そこに自分の感覚を乗せているのです。

作曲には主に2つの入口があります。ひとつはコードを先に置いて、その上でメロディを探す方法。もうひとつは鼻歌のメロディを先に決めて、あとから伴奏をつける方法。どちらが正しいということはなく、自分に合うほうを選べば大丈夫です。両方をこのあと具体的に説明します。

この記事の結論作曲は「コードから」か「鼻歌から」の2ルート。定番コードを1つ借りるか、日々の鼻歌を録りためるかから始める。メロディは跳ねと繰り返しの型で覚えやすくなる。

やり方A:コードから作る

楽器やDTMを少し触れる人には、こちらが安定します。コードとは、複数の音を同時に鳴らした「伴奏の土台」のこと。この土台があると、メロディが迷子になりません。

ステップ1:定番の進行を1つ借りる

まずは、多くのヒット曲で使われている定番の4コード進行を1つ用意します。理論を知らなくても、スマホアプリで4つのコードを順番にループ再生すれば準備完了です。この4つを延々と繰り返すだけで、曲の土台は完成します。

ステップ2:コードの音の中からメロディを拾う

ループを流しながら、鼻歌でメロディを乗せていきます。コツは、いま鳴っているコードに含まれる音を中心に歌うこと。そうすると自然と気持ちよくハマります。外れて聞こえる音は避け、ハマる音を探す——この繰り返しでメロディの骨格ができます。

ステップ3:一番良かった4小節を「サビ」に採用

いくつか歌ってみて、いちばん耳に残った4小節をサビにします。あとはその前後を、少し落ち着いたメロディ(Aメロ・Bメロ)で埋めれば、ワンコーラスの完成です。コードや土台をきちんと組みたくなったらDTMの始め方で環境の作り方を解説しています。

やり方B:鼻歌から作る

楽器が弾けない人、頭の中に勝手にメロディが流れる人は、こちらが向いています。

ステップ1:浮かんだ瞬間に録音する

いちばん大事なのはこれです。歩いているとき、風呂、寝る前——メロディが浮かんだら、その場でスマホのボイスメモに録音してください。「あとで思い出せる」はまず無理で、名フレーズほど数分で消えます。1日1個、鼻歌を録りためるだけで素材が貯まります。

ステップ2:録りためた中から「強い」ものを選ぶ

数日ぶんの鼻歌を聴き返し、無意識に口ずさんでしまうものを選びます。それがあなたの武器になるサビ候補です。

ステップ3:あとからコードを合わせる

選んだメロディに、合うコードを探して当てます。ここは耳が頼りですが、うまくハマらないときはツールの力を借りましょう。今はSunoのようなAI作曲サービスで伴奏の雰囲気を試したり、コードの候補をもらったりできます。使いどころと注意点はAI作曲の使い方と注意点にまとめました。

覚えやすいメロディの3つの型

「なんとなく地味なメロディになる」という人は、次の3つの型を意識すると、ぐっと印象が残るようになります。

やること効果
繰り返し同じ音の動きを2回繰り返す耳に覚えさせる・口ずさみやすい
跳ね上がりサビの頭で一気に高い音へ跳ぶ盛り上がりが伝わる・つかみが強い
ためサビ直前で一瞬音を止める/伸ばす解放感が増す・サビが際立つ

この3つを組み合わせるだけで、メロディの「顔つき」が変わります。特に繰り返しは、覚えやすさに直結する最強の武器です。名曲のサビの多くは、同じフレーズを少し変えて2回繰り返しています。

サビを「耳に残す」ための工夫

今は、曲全体をじっくり聴いてもらう前に、まずショート動画のサビ15秒で見つけてもらう時代です。だからこそ、サビの頭で勝負が決まります。イントロが長い曲より、頭からサビが刺さる曲のほうが、リールやTikTokでは届きやすい。この設計はリールで音楽を伸ばすで詳しく触れています。

具体的には、サビの最初の一音を高くする、最初の言葉を印象的にする、最後がループしてもう一周聴きたくなる作りにする。この3つを意識すると、切り抜いたときの強さが変わります。

つまずいたときの処方箋

  • 全部が似た曲調になる/いつも同じコード・同じテンポで作っている。あえてテンポや進行を変えて1曲作ってみる。
  • Aメロだけで手が止まる/サビから先に作る。着地点があると前に進みやすい。
  • メロディが浮かばない/好きな曲の音の跳ね方だけを分析する(歌詞やコピーはしない)。日々の鼻歌を録りためる。
  • できたけど地味/繰り返し・跳ね上がり・ための型を1つ足してみる。

メロディができたら、次は言葉です。作詞と合わせて1曲にする流れはオリジナル曲の作り方にまとめました。作曲と作詞は、行き来しながら磨くと完成が早くなります。

よくある質問

Q. 楽譜が読めなくても作曲できますか?

A. できます。今のプロにも楽譜を書かない人は大勢います。鼻歌をスマホに録音し、アプリでコードを鳴らして音を確かめれば、楽譜の知識がなくても作曲は成立します。理論は、作りながら少しずつ足していけば十分です。

Q. コード進行は覚えないとダメですか?

A. 最初から全部覚える必要はありません。まずは定番の4つのコードを繰り返す進行を1つ借りて、その上でメロディを探すだけで曲になります。慣れてきたら、少しずつ知っている進行を増やしていけば大丈夫です。

Q. メロディがどうしても思いつきません。

A. ゼロから浮かべようとせず、好きな曲のリズムや音の跳ね方を分析するのが近道です。既存曲をコピーせず、音の上がり下がりの動きだけを参考にすると、自分のメロディが出やすくなります。日常で口ずさむ鼻歌を録りためるのも有効です。

STAR ROUTE MUSIC AGENCY

あなたの鼻歌を、届く曲にする。

「メロディはあるけど、ここから先が分からない」。その先を、スタールートは一緒に歩きます。コードの当て方から編曲、サビの磨き方、そしてできた曲をどうやってリスナーに届けるかまで。全国どこからでもオンラインで伴走する音楽事務所です。楽器が弾けなくても、未経験でも、まずは相談から。何度でも無料です。

※ 本記事は情報提供を目的としたものです。最新の内容・料金・キャンペーン等は無料相談時にご案内します。スタールートは全国どこからでもオンラインでご相談いただけます。

← コラム一覧へ

公式LINE無料相談