HOMECOLUMN / 楽曲制作

楽曲制作2025.12.05

レコーディングスタジオの使い方|初めての録音の流れ

初めてレコーディングスタジオに行く日は、少し緊張します。「何を持っていけば?」「当日はどう進むの?」「歌が下手だと恥ずかしいかも」。この記事は、その不安を先に全部つぶしておくためのものです。予約から当日の流れ、費用の目安、準備するものまで、初めてでも落ち着いて臨めるように、順番にやさしく解説します。読み終えれば、スタジオが「怖い場所」ではなく「頼れる場所」に見えてくるはずです。

そもそもスタジオで何ができる?

まず、言葉の整理から。ひとくちに「スタジオ」と言っても、実は種類があります。ここで話すのはレコーディングスタジオ(録音するための部屋)です。バンドが練習する「リハーサルスタジオ」とは別物なので、予約のときに間違えないようにしましょう。

レコーディングスタジオでできることは、大きく分けて次の通りです。

  • 録音(レコーディング)/ボーカルや楽器を、きれいな環境で録る。防音され、雑音の入らない部屋で録るのが最大の価値です。
  • ミックス/録った音のバランスを整える。声と伴奏の音量、左右の広がりなどを調整します。
  • マスタリング/配信できる状態に最終仕上げをする。

ミックスやマスタリングという言葉にピンとこない人は、ミックス・マスタリングとはを先に読むと理解が早いです。そして、スタジオにはたいていエンジニアという録音の専門家がいます。機材の操作から「もう少し前で歌って」といった指示まで、全部リードしてくれる心強い存在です。初めてでも、この人がいるから安心して歌に集中できます。

POINT録音用の「レコーディングスタジオ」と練習用の「リハスタ」は別物。録音では、防音された環境とエンジニアの存在が最大の価値になる。

費用の目安と、時間の考え方

いちばん気になるお金の話です。レコーディングスタジオは、基本的に時間で料金がかかります。あくまで一般的な目安として、内訳をまとめます。実際の金額はスタジオごとに差があるので、予約前に必ず確認してください。

項目内容目安
スタジオ利用料部屋を借りる時間料金1時間 数千円〜
エンジニア費録音・操作をする人の費用込みの場合と別料金の場合がある
ミックス・マスタリング音の仕上げ1曲ごと/別料金が一般的

「思ったよりかかりそう」と感じたら、時間を短く区切るのがコツです。ボーカルだけを録るなら、1曲で数時間あれば足りることが多い。最初から長時間を押さえず、まず1曲を短時間で試すのがおすすめです。制作全体の費用感は楽曲制作を依頼するには音楽活動にかかるお金もあわせて見ておくと、予算の全体像がつかめます。

予約から当日までの流れ

初めてだと、当日の流れが見えないのがいちばん不安です。一般的な進み方を、順番に見ていきましょう。

STEP1. 予約する

録りたい内容(ボーカルのみ/楽器も)と、必要な時間を伝えて予約します。伴奏(オケ)を持ち込む場合は、そのデータ形式も確認しておきます。

STEP2. セッティング(最初の10〜20分)

到着したら、マイクの位置決めや音量チェックをします。ここはエンジニアの仕事なので、あなたは声を出して待つだけで大丈夫です。

STEP3. テイクを重ねて録る

いよいよ録音です。一発で完璧に歌う必要はありません。何度も録り直せるのがスタジオの良さ。通しで歌ったり、うまくいかない部分だけ録り直したり、最後にいいところをつなげたりします。

STEP4. その場で確認

録った音をその場で聴き返し、「ここをもう一度」と伝えます。遠慮はいりません。納得いくまで相談しながら進めます。

STEP5. データを受け取る/後日仕上げ

録音が終わったら、ミックス・マスタリングへ。その日に軽く仕上げる場合も、後日データで受け取る場合もあります。仕上がったら配信へ進めます。手順は自分の曲をサブスク配信する方法で解説しています。

持ち物と、前日までの準備

当日にあわてないために、準備を先にすませておきましょう。持ち物と、やっておくべきことを分けて挙げます。

当日の持ち物

  • 伴奏(オケ)のデータ/USBやクラウドで。形式は事前に確認
  • 歌詞を印刷したもの/スマホより紙が見やすく、通知でも止まらない
  • 自分用のイヤホン/使い慣れたもので歌いやすくなる場合がある
  • 飲み物(常温の水がおすすめ)/喉のために冷たすぎない飲み物を

前日までにやっておくこと

いちばん効くのは、当たり前ですが歌い込んでおくことです。スタジオは時間料金なので、その場で覚えると時間もお金も消えます。前日までに通しで歌える状態にしておく。これだけで、当日の充実度がまったく変わります。声のコンディションを整えるために、前夜は喉を使いすぎないのも大事です。宅録で軽く録って自分の歌を客観的に聴いておくと、当日の完成度が上がります(宅録のやり方)。

スタジオ録音と宅録、どっちを選ぶ?

「わざわざスタジオに行かなくても、家で録れるのでは?」と思う人も多いはずです。どちらも正解で、目的で選びます。判断の軸を表にしました。

スタジオ録音宅録(自宅録音)
音のクオリティ高い(防音・機材・エンジニア)環境しだいで差が出る
費用時間料金がかかる安く抑えやすい
気軽さ予約が必要いつでも録れる
向いている場面勝負の1曲・作品として残す試作・SNS用・練習

現実的なおすすめは、まず宅録で慣れてから、大事な曲でスタジオを使うという順番です。宅録でたくさん録って歌のクセをつかみ、これぞという1曲でスタジオの音質を借りる。そうすれば、限られた予算を効かせられます。SNSに載せる用なら宅録で十分なことも多く、そのあたりは自分の曲をSNSに載せる正しい方法も参考にどうぞ。

スタジオ録音は、初めてでも決して敷居の高い場所ではありません。エンジニアがそばにいて、何度でも録り直せる。準備さえしておけば、あなたの声を、いちばんいい状態で残せる場所です。最初の1曲、緊張しながらでいいので、飛び込んでみてください。

よくある質問

Q. 初めてのレコーディングはいくらくらいかかりますか?

A. スタジオの時間料金が中心で、1時間あたり数千円が一つの目安です。ボーカル録りだけなら数時間で終わることも多く、そこにエンジニアの人件費やミックス代が加わります。まず短い時間で1曲を試すところから始めると、費用の見通しが立てやすくなります。

Q. 歌がまだ上手くないのですが、スタジオに行っても大丈夫ですか?

A. 大丈夫です。スタジオは完璧に歌える人だけの場所ではありません。何度も録り直せますし、部分ごとに録って後でつなぐこともできます。エンジニアが録りやすいように導いてくれるので、まずは通し練習をしてから臨めば十分です。

Q. スタジオと自宅録音、どちらがいいですか?

A. 目的によります。気軽に試したい・費用を抑えたいなら宅録から、音のクオリティを上げたい・本気の1曲を残したいならスタジオが向いています。まず宅録で慣れてから、勝負の曲でスタジオを使う、という順番が現実的です。

STAR ROUTE MUSIC AGENCY

「どこで、どう録ればいい?」から、一緒に決めます。

初めての録音は、宅録で試すのか、スタジオを使うのか、迷いどころがたくさんあります。スタールートは、曲づくりから録音の進め方、仕上げ、配信、そのあとの届け方まで、あなたの状況に合わせて全国どこからでもオンラインで伴走する音楽事務所です。オリジナルがまだ無くても、ゼロから一緒に作れます。相談は何度でも無料。これから始める人も、久しぶりに録音する人も歓迎です。

※ 本記事は情報提供を目的としたものです。最新の内容・料金・キャンペーン等は無料相談時にご案内します。スタールートは全国どこからでもオンラインでご相談いただけます。

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